IoPクラウドSAWACHIでは、カメラの撮影画像から、AIを用いてナスの開花数と着果数を計測する機能が備わっています。
あるA農家のAIを用いて計測した開花数および着果数と出荷量の2週間移動平均を比較すると、出荷量は着果数とほぼ同様に、開花数から約3週間程度遅れて同様の傾向を示すことが確認できました(図1)。
そこで、開花数を1日ずつ最大で80日ずらした値と出荷量の相関を調べると開花数の計測日から、22日後にもっとも相関が高く、相関係数は0.62となりました(図2、3)。このことから、AIにより計測した開花数は、計測日から約3週間後の出荷量の予測に活用できることが示唆されました。
今後は説明変数をAIによる開花数だけでなく、日射量や定植時期からの日数など複数を取り入れ、AIを用いた出荷量予測の開発を目指します。
本研究は、内閣府地方大学・地域産業創生交付金「“IoP(Internet of Plants)”が導く「Next次世代型施設園芸農業」への進化」の助成を受けたものです。
高知県農業技術センター
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