社会の少子高齢化につれて、高齢者の健康・医療・介護は安心で幸せな生活を送るための重要な課題となっています。また、出生率の低迷により、労働力不足は益々深刻になってきています。
高知工科大学では、ロボット工学のこれまでの知見を活かして、省力化を目的とする農業用ロボットの開発に取り組んでいます。具体的には、花卉定植ロボットと、ニラ出荷支援ロボットの開発に取り組んでいます。いずれも人手不足の解消と労働作業の省力化が現場の大きな課題となっています。
農業用ロボット開発の難点は、農作物は柔らかく傷つきやすいので取り扱いが難しいことと、大きさや形状・色が多種多様なので認識が難しいことなどが挙げられます。高知工科大学では、現場の課題をヒアリング等で抽出し、メカニズム設計と試作を行い、さらにトータル・システムとしての連携動作等を確認し、有用性を検証しています。今後、実圃場でのフィールド実験を重ねることで、実用レベルまでに完成させる計画です。
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