6月25日、IoPプロジェクト研究推進部会高付加価値化プロジェクトチーム企画による「農家と学ぶ勉強会」の第2弾を高知県立大会場とオンラインによるハイブリッド方式で実施し、農業生産者や企業関係者など72名の皆様にご参加いただきました。
今回は“生産者ができるコトとニーズの見える化”というテーマで講演とパネルディスカッションを実施し、前半は、株式会社ポテトデリカ齊藤真寛代表取締役社長による「企業が求める食料生産の方向性と産地との関係づくり」、ヒガシマル醤油株式会社古林万木夫取締役研究所長による「原料の産地から食卓まで」、株式会社中央フーズ金子元代表取締役による「大根の生産から加工まで、そしてこれからの課題」、また、高知県農業イノベーション推進課小笠原香チーフによる「ワースト2位からトップへ、さらにその先を目指す高知県野菜」と題した講演が行われました。
後半のパネルディスカッションでは、講演者に加え、東京農業大学内野昌孝教授が登壇して、ファシリテーターである高知県立大学渡邊浩幸教授を中心に「食の未来を異なる視点で考える~生産者、加工業者、消費者、研究者の立場から~」をテーマで討論を行いました。
ディスカッションでは、少子高齢化、女性の社会進出などによる消費者の購買意識の変化や、コロナウィルス、ウクライナ情勢の影響にも言及しながら、これからの食や食料生産・流通のあり方等について、参加者の意見も交えた活発な議論が行われました。
開催後に実施したアンケートでは、満足度が95%であり、次回テーマへの要望も多く寄せられました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。