栗原 徹教授がゆず農家の負担軽減を目的に四足歩行ロボットを活用した実証実験を行いました(高知工科大学)

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 10月11日、情報学群栗原 徹教授が、高知県北川村のゆず農園で、自動化・省力化による農家の負担軽減を目的に、四足歩行ロボットを活用した実証実験を行いました。

 高知県は、ゆずの国内生産量のうち約53%、収穫量約1万1,000トン(2019年農林水産省調べ)と日本一を誇っています。近年、ゆず等の果実の産出額は、優良品種への転換により年々増加傾向にある一方で、生産者の高齢化や栽培農家数の減少により、栽培面積や生産量は緩やかな減少傾向に向かっています。継続的に安定した果実栽培を行うためには、生産効率を高めるだけでなく、作業量を減らし、必要な労働人数や労働時間を削減することが必要です。

 また、ゆず等の柑橘類の果樹は栽培上、隔年結果と呼ばれる豊作・不作の繰り返しを生じやすく、毎年の安定生産が農家にとって課題となっています。それを避けるため、適切な葉果比(=葉数/果実数)を調べ、摘果することが重要です。

 当日は、これまで人力で行っていた葉数推定のデータ収集を自動化・省力化するため、今後「果樹栽培技術革新のための1樹葉果比推定技術」のシステムを四足歩行ロボットSpot(※2)に搭載する予定とし、自律走行と人の追跡の2つの実証実験を行いました。

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